ATRオシレーターで値動きのボラティリティをシンプルに可視化!【TradingView自作インジケーターの無料配布】

ATR(Average True Range)は、価格の変動幅(値幅)を数値化する指標です。値が大きいほど値動きのボラティリティが大きいことを意味します。

TradingView標準のATRインジケーターはATR線が1本表示されるだけで、ボラティリティの高低を判断する基準がありません。ATRの値だけ見ても「今のボラティリティは高いのか低いのか」がわかりにくいのが問題です。

そこで、ATR線に加えてATRの移動平均線を表示し、ATRが平均を超えた区間を背景色で可視化するオシレーターを自作しました。ATRが平均を上抜けしたタイミングで「高ボラティリティ突入」のシグナル+アラート通知にも対応しています。平滑化方式(SMA / EMA)の切り替えも可能です。

TradingViewで誰でも無料で使えるよう、以下の配布ページにて公開していますので、ぜひ試してみてください。

$TTO_ATRオシレーター
https://jp.tradingview.com/script/CCdlF0Ia/

目次

インジケーターの基本的な仕様

表示内容について

区分表示説明
グラフ表示ATR線(緑)ATRの値
グラフ表示ATR平均線(オレンジ)ATRの移動平均(基準として使用)
背景色高ボラティリティ(黄透過)ATRが平均を超えている区間。メインチャートにも反映
シグナル高ボラ突入サイン(オレンジ●)ATRが平均を上抜けしたタイミング

設定変更可能なパラメータ

パラメータ設定画面
パラメータデフォルト説明
ATR期間14ATRの計算期間
平滑化SMAATRの計算方式(SMA / EMA)
平均期間20ATRの移動平均の期間
高ボラティリティ表示ONサブチャートの背景色ON/OFF
チャート背景色ONメインチャートの背景色ON/OFF

ATR期間14はWilderの推奨値で、一般的にそのまま使われることが多いです。平滑化はSMA(均等加重で安定的)とEMA(直近の変化に敏感)から選べます。平均期間は短くすると感度が上がり、長くすると滑らかになります。

グラフ設定

グラフ設定画面
項目デフォルト説明
ATR緑・太さ2ATR線
ATR平均オレンジ・太さ1ATRの移動平均線
高ボラ突入サインオレンジ・●マーク高ボラ突入タイミングのマーカー

色やスタイルはすべてグラフ設定画面から変更できます。

アラートの設定方法

以下のアラート条件が使えます。

  • 高ボラティリティ突入: ATRが平均を上抜け

「高ボラ時はトレードしない(リスク回避)」「高ボラ時こそエントリーする(トレンド発生の兆候)」など、自分のトレードルールに合わせて活用できます。

設定手順:

  1. チャート上で右クリック →「アラートを追加」
  2. 条件で本インジケーター(★ATR)を選択
  3. 上記の条件を選択
  4. 通知方法(アプリ通知、メール等)を設定

スマホに通知を飛ばせば、チャートを見ていなくてもタイミングを逃しません。

PineScriptコードの解説について

このインジケーターのPineScriptサンプルコードをnoteで公開しています。コードの中身を見たい方・カスタマイズしたい方はぜひご覧ください。

https://note.com/tradetech/n/nd84fc3384b3e

おわりに

以上、TradingViewで利用可能な「ATRオシレーター」でした。

ATR線と平均線の比較で値動きのボラティリティの変化がひと目でわかります。高ボラ突入のアラートも設定できますので、ボラティリティを意識したトレードにぜひ活用ください!

さらにTradingViewやPineScriptを
使いこなしたい方へ
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「TradingView5大機能」、教えます。
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