何が変わった?新しいTradingView株式スクリーナーが凄い4つのポイント

TradingViewの株式スクリーナー、チャートの下にあるものを使っている方へ。

実は株式スクリーナー、2023年頃にリニューアルされているんです。

新バージョンのスクリーナーは旧バージョンにない機能が豊富ですし、チャート下の旧スクリーナーは今後使えなくなる可能性もあるので、今のうちに乗り換えちゃいましょう。

目次

新株式スクリーナーのここが凄い

1. フィルター条件のテクニカル指標に使えるパラメータが大幅に増えた

旧バージョンの株式スクリーナーでもテクニカル指標のサインを条件にスクリーニングすることはできましたが、利用可能なパラメータが限られていました。

例えばSMA(単純移動平均線)だと、5日/10日/20日といったパラメータは使えましたが、日本国内でよく利用される25日や75日が使えませんでした・・

それが今回の株式スクリーナーなら、25/75日も含めて利用可能なパラメータが大幅に増えています。

また他にも様々なテクニカル指標に利用可能なパラメータが追加されています。

旧バージョン

新バージョン

2. チャート一覧が見れるようになった

面白い機能だなと思ったのが、これ。スクリーニングされた銘柄一覧を1クリックで「チャート一覧」に見た目を変えられるようになりました。

スクリーニングでたくさん銘柄が出てくると各銘柄の最近の値動きをチャートで見たくなると思うんですが、数が多いと1つ1つチャート開くの面倒ですよね・・。

そんな時にこの機能を使えば、スクリーニング銘柄をマルチチャートで表示できます。終値チャートやローソク足チャートが選べますし、表示する期間もいくつか選べるので、ざっくりと最近の値動きを把握するのに便利ですね。

3. ウォッチリスト単位でのスクリーニングが可能になった

個人的にこれが一番嬉しい改善なんですが、「ウォッチリスト」に登録している銘柄のみを対象としたスクリーニングが可能になりました。

これにより、自分が監視・注目している銘柄の中でのランキングが見れたり、テクニカル指標のサイン発生や急激な値動きのあった銘柄を探しやすくなりました。

旧バージョンでも「フラグ」というものを銘柄に設定すれば似たような事はできたんですが、フラグは利用可能な数が限られていたり、1銘柄に1フラグしか付けられなかったりしたので、数が多くなってくると使いづらかったので・・。

ウォッチリストで銘柄管理をすることで、スクリーニングも非常にやりやすくなりましたね。

(なお無料プランだとウォッチリストは1つしか使えず登録可能な銘柄数も30個までとかなり少ないので、本格的に使うなら有料プランをオススメします)

4. ファンダメンタル情報のフィルターも充実

損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー、配当関連、などのファンダメンタル関連情報を利用したスクリーニングも可能です。

旧バージョンでも用意はされていましたが、新バージョンは項目ごとに整理されていて見やすかったり、新たなフィルター条件が多数用意されています。

例えば「売上高」が前年比●%以上になっている銘柄を探したり・・

「配当が●年以上連続で実施されている銘柄」を探せるフィルター条件もあったりします。

新スクリーナー、どこにある?

さてこの新スクリーナーですが、どこから使えるのでしょうか?本記事執筆時点では以下2つの方法があります。

(1) 全体メニューの「プロダクト」内

TradingView公式サイトTOPにあるメニューの「プロダクト」→「スクリーナー」→「株式」と辿ると、新スクリーナーが表示されます。

もしくは以下のリンクからでも見れます:
https://jp.tradingview.com/screener/

こちらは画面全体に表示されるので、銘柄ごとの情報を確認したりマルチチャート表示しやすいですが、旧バージョンのように銘柄をクリック→メインチャートを表示できないのが難点です。

(2) 右メニューのアイコン

チャート右側のアイコンメニュー内で、下の方にある”的”のアイコンがスクリーナーです。こちらを開くと画面右側に新スクリーナーが表示されます。

横幅が狭いのでちょっと見づらいのが難点ですが、旧バージョンと同様に銘柄クリックでメインチャートが表示できるのが便利です。

どちらも一長一短ですが、今後は旧バージョンのようにチャート下でも見れるようになると良いなーと思っています。

まとめ

以上、TradingView株式スクリーナーの新バージョンについてご紹介しました。

新しいフィルター条件もたくさん増えているようなので、僕も色々研究してみたいと思います!

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