日々のランキングや条件に基づくスクリーニングを行う際、「日経平均の採用銘柄」のみを対象にしたい場合があります。
TradingViewの株式スクリーナーを使うと、日経平均採用銘柄のみを対象にして、ランキング一覧を表示したり、条件に基づく銘柄スクリーニングが簡単に行えます。
本記事ではTradingView株式スクリーナーの設定手順と簡単な利用事例についていくつかご紹介します。
フィルター設定の手順
日経平均採用銘柄のみを対象にする方法は、非常に簡単。フィルター条件「指数」に「日経225」を選択するだけです。
(1) フィルター条件を追加
まずは株式スクリーナー上部にあるフィルター条件一覧の最後にある「+」アイコンをクリックし、表示されるメニューから「銘柄情報」→「指数」を選択。
(2) 指数に「日経225」を設定
追加されたフィルター条件「指数」をクリックして「日経225」をクリックし選択します。これで銘柄が一覧が日経平均採用銘柄のみに絞り込まれます。
活用の事例
1. 当日値上がり率ランキング
日経平均の採用銘柄内における、当日の値上がり率ランキングを表示できます。
「概要」をクリックすると「変動 %」という列がありますので、クリックして「降順で並び替え」を選択すると、当日値上がり率の大きい銘柄から順番にソートすることができます。
2. 株価が200日移動平均線よりも上にある銘柄
テクニカル指標を利用したフィルタリングも可能です。
例えば現在の価格が200日移動平均線よりも上にある銘柄のみに絞り込みたい場合は、フィルター条件「SMA(単純移動平均)」を選択し、パラメータを200日に設定したうえで、「未満 価格」という項目を選べばOKです。
3. 予想配当利回りが2%以上の銘柄
ファンダメンタル情報を利用したスクリーニング方法も1つご紹介します。
日経平均採用銘柄の中から配当利回りが一定以上ある銘柄を探す例です。
フィルター条件「配当利回り (予測)」を追加し、「2% 以上」という項目を追加してみてください。現在の価格に対する今後12ヶ月間の予想配当金が2%以上の銘柄のみを探し出すことができます。
(計算式:予想年間配当 ÷ 終値 * 100)
まとめ
以上、TradingView株式スクリーナーを利用して「日経平均採用銘柄」のみを対象にしたランキング表示や銘柄スクリーニングを行う方法をご紹介しました。
ウォッチリストやフラグなどを使わなくても、「指数」フィルターだけで絞り込めるのがとても便利ですね。アイデア次第で様々なランキング表示や銘柄スクリーニングができますので、ぜひ試してみてください。