TradingViewには指定した銘柄の価格変動やテクニカル指標の発生を、メールやスマホのPUSH通知などでお知らせしてくれる「アラート」機能があります。
こちら非常に便利な機能なのですが、本格的に利用したいならTradingViewの有料プラン、それも最上位のPremiumプラン利用をおすすめしたいです。
本記事ではTradingViewのアラート機能について、どのプランでどんなことができるのか、プランごとの違いについて解説します。
Premiumプランで利用可能なアラート設定
1. 利用できるアラート数が大幅に増える
チャートに設定できるアラートには、「価格アラート」と「テクニカルアラート」の2種類があります。
「価格アラート」は特定の銘柄が指定した価格を上回ったり下回ったりしたときの通知。それ以外のインジケーターなどが起点となるのが「テクニカルアラート」です。
例えば「7203トヨタ自動車の日足チャートが2,500円を超えた」が価格アラート、移動平均線のゴールデンクロス発生などを検知するのがテクニカルアラート、という感じです。
価格アラートの例

テクニカルアラートの例

これらのアラートは、プランごとに設定可能な上限数が決まっています。具体的には以下の通りです。(上限数は変更になる可能性もあるので、最新の情報は公式サイトでご確認ください)
Basic | Pro | Pro+ | Premium | |
価格アラート | 5 | 20 | 100 | 400 |
テクニカルアラート | 1 | 20 | 100 | 400 |
Premiumプランだと、価格アラートとテクニカルアラートを合わせれば800銘柄を同時に監視できます。
アラートというのは基本的に「気になっているいくつかの銘柄が特定の価格になったりテクニカル指標のシグナルが発生した時に気付けるようにしたい」という目的で利用することになりますので、アラート設定できる銘柄は多ければ多いほどよいです。
2. Webhook通知が利用可能に(Proプラン以上)
これはPremiumプランでなくても有料プランであるProプラン以上なら利用可能なのですが、アラート通知先をメールやスマホアプリ以外の「Webhook URL」に設定できるようになります。

Webhookでの通知が可能になると、例えばSlackやDiscordなどのチャンネルへアラート通知を自動投稿したりすることができるようになります。
通知されるテキストも自分で用意することができるので、アイデア次第で様々な通知が可能です。
3. アラート有効期限が無制限に
Pro+以下のプランでは、一度設定したアラートは2ヶ月間のみ有効です。これがPremiumプランになると、有効期限を無制限にすることができます。

長期間の監視を想定しているようなアラートの場合、2ヶ月ごとにアラートを再設定するのは銘柄が多くなるほど面倒になるので、無制限になるのは嬉しいですね。
4. 秒足のアラートが利用可能に
Premiumプランでは秒足チャートが利用可能になりますが、秒足でもアラートを設定することができます。

デイトレで利用すれば、当日監視対象の銘柄の急激な価格変動やテクニカル指標のシグナル発生を即座に検知しやすくなります。
まとめ
というわけで、Premiumプランだと以下のような環境が手に入ります。
・価格アラートとテクニカルアラート、それぞれ400個ずつ設定可能
・Webhook通知が可能に
・アラートの有効期限が無制限に
・秒足チャートでのアラート設定が可能に
アラートの設定自体は無料のBasicプランでもできますが、価格アラート5つ+テクニカルアラート1つは少なすぎて実用性は低いです。このくらいの数なら目視でも確認できそうですよね。
大量の銘柄を監視したい時こそアラート機能の真価は発揮されますので、有料のProプラン、特に本格的に活用したい方はPremiumプランがオススメです。
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